こんにちは。
幸せな安産アドバイザー鍼灸師の小林規智子です。
逆子の胎動についてご紹介します。
お腹の赤ちゃんが逆子になったときは、
胎動が変化すると、逆子が治ったかどうか
気になるものですね。
赤ちゃんの格好を知るために胎動は
とても大切な情報になります。
逆子は頭が上にある状態ですが、
赤ちゃんの足の格好で胎動はかなり
変わってきます。
赤ちゃんの格好は逆子の治りやすさにも影響しますので把握しておく必要があります。
赤ちゃんの胎位は下腹側に何があるかで区別します。
正常な場合は頭が下ある頭位、
30週頃から足の胎動は左上腹部か
右上腹部になることが多いです。
胎児は横を向いていることが多いためです。
頭が上を向いているのが逆子です。
逆子でもお尻が下に向いている状態を殿位、
膝が下を向いている膝位
足が下を向いている足位
と区別します。
殿位もパターン①②③に区別して胎動が異なります。
パターン①膝が伸びている場合を単殿位
パターン②両膝を曲げ足が下にある場合を全複殿位
パターン③片方の膝だけが伸びている場合を不全複殿位
と区別します。
パターン①:逆子の胎位 膝が伸びている単殿位
パターン②:逆子の胎位 お尻が下、両膝が曲がっている全複殿位
パターン③:逆子の胎位 片方の膝だけが伸びている不全複殿位
③逆子の胎位不全複殿位 下腹を蹴るが、背中側足の膝が曲がっているときは下腹の奥を蹴られる感覚がある
膝が下を向いている膝位もパターン④⑤がある
パターン④ 両膝が下に向いている膝位
パターン⑤ 片方の膝だけ下を向いている不全膝位
パターン④:逆子の胎位 両膝が下にある膝位
パターン④⑤の胎動は下腹に足の胎動が少なく、おへそのあたりで手の胎動をニョロニュロ感じる
足が下を向いている足位もパターン⑥⑦に区別します。
バターン⑥ 両方の足がお尻より下にきている場合を全足位
パターン⑦ 片方の足だけ下に向いている不全足位
があります。
②③⑥⑦は下腹を足で蹴る胎動がありますが
①④⑤は胎動が少ない場合が多いです。
⑥⑦は特に膀胱を蹴られる胎動がありまが、
膝が伸びると子宮口に足がはまってくるので
胎動が少なくなる傾向があります。
逆子治療でも②③⑥⑦の赤ちゃんは自力で
足で蹴って逆子は治りやすいのですが、
①④⑤の赤ちゃんは32週以降に羊水が少なく
なると逆子が治りにくい傾向があります。
⑥⑦の赤ちゃんは34週を過ぎて膝が伸びて
子宮口に足がはまってくると逆子は治せません。
また、破水しやすいのでとても危険ですので
無理をせずゆったりと過ごして胎児の体重を
見極めながら、早めに帝王切開をされること
をお薦めします。
②と③の赤ちゃんは下腹を蹴ります。
また、②と③の赤ちゃんが正常胎位から
逆子になったとき横向の横位、
逆子が治る途中の横向きの横位のときは
脇腹を蹴られます。
この胎動の感覚は、あくまでも
ととろの森鍼灸治療室で逆子治療をしながら、
マタニティさんの感覚と触診で感じ取っている主観です。
逆子治療をしていてどうしても治らない
ときがあります。
だいたいが胎動が少ないときです。
胎動を感じながら、必ず治らない理由が
あると思っていますが、
治るの可能性があるかないかは胎動からある程度判断できると思っています。
参考になれば幸です。